Papala もしくは、Papala Kepauは、数多くのハワイ固有の植物の1つ。
小型から中型の常緑樹で6月から8月の夏季に花を咲かせ 高さは最大15mまでに成長します。
果実には粘着性の皮膜があり、トカゲや昆虫などの小動物を捉えます。
古代ハワイアンの時代には、この粘着力を利用して鳥達の羽根を集めていたという説もあります。
鳥の餌となる植物の近くにこの粘膜を塗り、そこにひっかかった鳥から羽根を採取したのです。
Ali’iの身に付けるケープやマントには何千枚、いやそれ以上の羽根が必要とされていた為、Kia manu と呼ばれる羽根を採取する職人がいたのです。
森林に対する深い理解と精神的に優れた職人達の手によって 鳥を傷つける事無く、どうやって美しい羽根を持続的に採取するかが彼らの役目。勿論、羽根を採取した後 鳥達は野生へと返されます。
彼らがその目的を達成する為に必要だったのが このPapalaだったのです。
Papalaは オアフ島のトレイルでも見かける事が多くあり、今はもう存在しない Kia manuは、Papalaを見る度に存在を感じます。
ハワイ王国は崩壊してしまったけれど、今もなお、愛され 大切にされているハワイの文化。
これからもずっと次の世代に引き継がれ、語り継がれる事を祈ります♡
*画像お借りしました。