ハワイの王室によって建てられたクイーンズ病院

家族が入院しているのでクイーンズ病院へ通っています。

この病院は、カメハメハ1世の時代 30万人だったハワイアンの人口が1855年には7万人まで減少し、女王の専属医師が ”ハワイアンの存続を延ばす唯一の方法は 彼らに医療援助を与える事です”と公に述べた時、君主だったカメハメハ4世とエマ女王が 低所得者のハワイアンに無料で治療を提供する事を決め 後に建てられた病院です。

王と女王が 自ら資金を寄付し、また多くの人々に資金提供を呼びかけ このクイーンズ病院が開設されたのです。

カメハメハ4世とエマ女王のお話は また機会があれば書いてみますが・・・・

病院には、至る所で王室の名残がしっかりとあります。

館内には 沢山の写真や絵画 ハワイの伝統工芸品なども飾られ Koaの木の棚やフローリングの床もあり、まるで博物館の様です。

敷地内の建物の名前は、全て王室にちなんだ名前が付けられています。Queen Emma, ‘Iolani, Pauahi, Kamehameha そして、Kekela。最後のKekelaは?と思った方も多いと思いますが Kekelaは、女王の生みの母親の名前ですね。

中庭には、まるで植物園の様なハワイ固有の植物を始め ハワイで馴染みの深い沢山の植物も植えられ 病院とは思えない素敵なカフェテリアなんかもあります。

近代化が進み、ハワイがハワイらしくなくなってきている今日。ハワイをそして歴史を感じられる場所がこれから先もずっと残され 守られて行く事を願っています。

そして、入院している家族も早く退院して元気になります様に♡