キラウエア火山の噴火が再び始まっているハワイ島。それに伴いPeleについての物語を気ままに綴っています。
前回のお話はこちらからどうぞ!
今日は、Peleとカウアイ島の繋がりについて少し書いてみようと思います。
カウアイ島との繋がりで一番最初に頭に浮かぶのが、タヒチから最初に訪れた場所がこのカウアイ島だったという事。火の女神Peleの物語①でも書いている様にこの場所を安息の地としようとPu’iopeleと呼ばれる丘を作ったPeleですが、Namakaとの姉妹対決でこの場所を離れる事に。
別の伝説によるとPeleは カウアイ島の最強の神 Kamohoali’iとの闘いがあったとも言われます。伝説によれば カウアイ島に火山を作ろうと試みたPeleですが Kamohoali’iの強力な霊の力によって阻止されたとも言われています。
そして、もう一つカウアイ島との繋がりで頭に浮かぶのは あの有名なロヒアウとの恋物語です。カウアイ島北部にあるハエナ地区に存在する有名なヘイアウ Ka ulu o Laka。古代ハワイの神殿とされ、フラの女神Lakaの神殿とされ、フラの訓練や儀式が行われた場所です。その近くにもう1つ大切なヘイアウがあります。それがKa ulu paoa です。Paoaは、ロヒアウの親友でもあり、フラに精通していた事もありこの場所で Lakaのヘイアウと同じようにフラの訓練が行われていました。そして、Peleとロヒアウが最初に出逢った、いわば恋に落ちた場所でもあるのです。
多くの伝説を読んでも 他の島との比べてカウアイ島には Peleと繋がる物語が少ないのです。それは、Peleの火山活動の痕跡がほとんどない事で証明されています。でも、カウアイ島は ハワイで最も古い島。もしかしたら、Peleの火山活動の痕跡が長い年月で消えてしまっただけで 本来は沢山の物語がこの島に秘められているのかも知れませんね。
次回は、Peleとオアフ島との繋がりを書いてみたいと思います♡