先日 年に一度フラレッスンを受講してくれる日本の生徒さんからメッセージを頂いた。
Kahikoを1曲学びたいと言う。 勿論 お断りしました。
以前やっていたBlogにも書いていた様に 私は Kahikoを教えません。
こう書くと 世間では 不思議な事に 話がどんどん変わってKahikoを教えられないと言う風なネガティブな声に変わり 私に届いた事もあるので
正確には 私がKahikoを教えても良いと判断した生徒さんには教えますが それ以外の生徒さんには教えませんと書いておきます(笑)
Kahikoの多くのMeleはKumuのKumu いや、何処からきたものか 作者不明の伝承されてきたもの。ハワイのHālauでもKumuに認められたダンサーしか学ぶ事ができないものです。大切なものを教えて頂けるのだから 当然のこと。 ですから 自分でKahikoを学びたいとKumuに志願する事などありえません。
ハーラウでは まずベーシックから取り組みます。あるHālauでは ベーシックだけを1年 いや それ以上、踊りは一切教えてもらう事も無くステージに立つ事もできませんし、Mele Hulaなどでも踊る事も禁止されます。曲を踊りたい気持ちを抑えながらひたすらベーシックに取り組むのです。長い間 同じ事を繰り返し ひたすらベーシックに打ち込み 課題をクリアーにして 積み上げて行ったその先に、いや。。。その先の先かも知れませんが Kahikoがあるのです。
また、レイメイキングを教えて欲しいというお問い合わせもありますが
Kahikoと同じ レイメイキングも教えません。(カヒコ同様に私が教えたいと思う場合には 教えますが)
私はレイメイカーからレイ作りを学んだのでは無く ハーラウでそして 家族でもあるアンティーから学びました。お金を払ったから学べるものとは違い 非常にシンプルかもしれないけれど ハーラウ、そして 家族から学んだ手法はカヒコ同様にそれらの独特のやり方や編み方があり 大切なそれらを伝授されると言う事は 信用の証でもあります。
私も最初は 落ちている葉すら 触る事は許されませんでした。
メリーモナークでコンペの為にお手伝いしてくれたレイメイカーでもダンサーにそれらのレイを付ける事はありませんでした。そう、Kumuが選んだ人だけがダンサーにレイを付ける事が許されます。フラを長く学んでいるダンサーならその理由が分かることでしょう。
日本とハワイでは Hula自体が別物と化しているかもしれませんが
Hulaはハワイのものであり 私はハワイのフラを学び 教える許可を頂いたのでお金を払うからと言う理由ではそれらを受け入れる事はしません。
フラダンサーに伝えたい事は 今自分のいる場所で学べる事 目の前にある与えられている課題にまずしっかり取り組んで欲しい。
それが今 あなたにとって一番大事な事だから。
カヒコを学びたい、レイを編みたい、自分がやりたいからと言う気持ちを優先するのでは無く 自分のいる場所で自分に与えられた課題 そして 今自分のできる範囲内で取り組む事です。
フラを学ぶ事は単なる踊りを学ぶことでは無く 品位 調和 喜び 謙虚 忍耐 Alohaの精神をも学ぶ
時に それらの言葉を振り返り 自分に当てはめて 気持ちを切り替えてやるべ事をしっかり継続していれば きっと必要な時に必然と学べる機会が与えられる事でしょう~♡
Happy Aloha Friday!