‘Io 日本語で訳すと ハワイの鷹 (画像、お借りしました)
鋭いくちばし、大きな羽をもつ 勇ましくそして優雅に羽を広げ大空を舞う 美しい鳥。
今日は、少しだけ’Ioのお話。
’Ioは ハワイ島に生息するハワイ固有の鷹です。古代のポリネシアンがハワイに辿り着く以前に既に’Ioの祖先はハワイ諸島に上陸していたと言われています。現在ではハワイ島のみに生息していますが、以前はオアフ島、カウアイ島にも生息していたそうです。ハワイ島に生息する理由は、オヒアレフアに巣を作るのを好むから。
一般的な鷹と同じように雌の方が雄よりも身体が大きいそう。鳥の世界では珍しく、雄も雌も同じような羽の色を持つそうです。(普通は雄の方が色鮮やかだったりしますよね)
‘Iolani イオラニ宮殿の ’Ioもこのハワイの鷹を表し 普通の鳥と比べて より高く舞い上がる能力を持つ為 ハワイ王族と関連付けられている特別な鳥。
カメハメハ3世が 最初の王室の公邸”Hale Aʻliʻi (王族の家)建て その後 カメハメハ5世が若くして亡くなった カメハメハ4世の名のʻIolaniに改名。そして、1882年、カラーカウア王の時代に現在のイオラニ宮殿が建てられますが 名前もそのまま受け継がれていますね。
ハワイ王朝が崩壊してしまっても、ハワイの文化、歴史は人々の中で大切に守られています。
古代ハワイアンの祖先から学ぶ事の1つとして、家族の繋がりは特定の動物との関わりの深さを知る事。それぞれの家系には ’Aumakua いわゆる守護者、導きの霊、今は亡き祖先の存在や知識を与えるものがあるとの教えがあります。
ハワイの人々は それらの生き物を探し その生き物が近くにいる時は謙虚な気持ちで接し、Hōailona(サイン、シンボル、前兆の意味)によって正しい道に進んでいる事を認識します。そう、目の前に現れた時は、何かのサイン。お告げかも知れません。
尊敬する私のアンクルが話してくれた事は、ハワイに住み Hulaの世界にいるなら ハワイの多くの事を見逃さず常にアンテナを張っていなさいと。ハワイの祖先がハワイに住む生き物に化身し、時にあなたにメッセージを送っている時もある。そう、人間以上の存在と繋がる事の大切さを理解しなければいけません。
随分昔の事ですが、1匹の大きな鷹が大空を舞う姿をみました。私の上をぐるぐる回っていました。
その時は、獲物でも探しているのかな?とか 巣が近くにあるのかな?位しか考えていなかったのだけど、アンクルが言うのには、まず少し考える時間を持つ事。そして、どうしてこの場所に現れたのか 何を示しているのかを考え、頭を切り替える事が大事。あなたのMindがOpenでなければ 受け取る事はできません、と。
多くの生物に 精霊が宿ると言われるハワイ。そして、沢山の’Aumakuaがハワイには存在しています。
‘Ioは、尊敬に値する優雅さと強さを持つ特別な鳥。
何処かで出会う時もあるかと思うと なんだかドキドキします♡
知れば知るほどもっと知りたくなる それがハワイの魅力の1つでもあります。
まだまだ書きたい事はありますが、また機会があれば書いてみたいと思います。