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  • 執筆者の写真Kaleialoha

ラハイナに吹く風- kaua`ula



昨年のマウイ島の大規模火災からあっという間の1年。

犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。


追悼の日を迎えてから

色々な場面でラハイナについての記事や物語が

私の目に入ってきています。


その中で今日は少しだけ

ラハイナに吹く風” Kaua'ula”について書いてみます。


ラハイナは強い風が吹く土地として知られています。

その風は常に吹くわけではないく 

年に1,2回 3日、4日かけて吹いたり、

数年に1回など不定期で吹くのです。


この風は、カウアウラ渓谷の真上から吹きます。

風が吹き始めると、3、4 日高地で轟音が響き、

その後海に向かって消えていきます。


轟音は、崖の底に打ち寄せる海の音のように、上から聞こえます。


風が吹き始めると 家は倒れ、ココナッツの木は折れ、

パンノキの木はすべて切り倒され、

バナナの茎はすべてこの力強い風に押し倒されます。


風を静めるすべは無いのです。


人々は、この風はAumakua(守護神)であると信じられ、

風を止める為の祈りは届かないそうです。


その風が吹いている間、

太陽の光は風のほこりで遮られ、

ラナイ島、モロカイ島、カホオラウェ島は見えなくなるほどの

凄まじい風。


遡って、宣教師の時代には、ワイオラ教会が2度破壊されました。

また、他の頑丈そうな建物もいくつか破壊されました。


当時は今ほどの建物の密集度はなく、

電線が落ちて火事になるようなこともありませんでした。



ラハイナに吹く風は、カウアウラの他に

Ma'a'a -海からの風や`Imihau- 嵐の様な風もあります。

やはり強い風が特徴です。



降水量が少ない乾燥したエリアでもあるラハイナ。

カウアウラは、風だけでなく 

このエリアに降る雨の名前でもあります。


Kaua`ula- Ka ua `ula....そう、赤い雨という名前を持つ雨。


あの時雨が降ってくれていたら。。と思います・・・


そして、

ラハイナの大規模火災の後、

このカウアウラ川の河口付でハワイに新種の植物が出現したそうです。


カウアウラ渓谷には、ハワイ固有の植物、

絶滅危惧種に指定されている植物が生息しているとされています。


それらの存在が今どうなっているか、専門家の人達によって調査されています。


ラハイナの火災は、色々な事が原因で起こりました。

近くのハリケーンの風が影響していたと言われています。


Kaua'ulaの風は、山から海に吹くAumakua

山に風が来ない様に守ってくれていたと思うんです。

(私が勝手に思っています)


今は、その姿を見る事が出来なくなったラハイナの町。

でも、ハワイアンソングや沢山の書物には 

ラハイナの事が多く残されていてそれは消える事はありません。


私達フラダンサーは

多くの知識を得て 

その姿をMeleを通してフラで蘇らせる事。


今日は、少しラハイナに吹く風

カウアウラについてを書いてみました。


いつか、ラハイナの町が復興されて

再びあの土地に行ける日を願って・・・


まだまだ書きたい事はありますが、

またの機会に。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました❤

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